超音波診断は医師・または臨床検査技師が行っているものと思われがちです。

最近では超音波機器も小型化し、安価になってきていることから、臨床現場でも多く登場します。非侵襲的かつ簡易的に状態を確認できることから、医療機関はもちろんですが、在宅医療の現場でも多く活躍しています。

「超音波機器は難しそう・・・」「機器が複雑で使い方がわからない」「光学機器のため扱うのが不安・・・」など、使用にあたってはハードルが高く感じるのではないでしょうか？

シュミレータ―を用いた臀部の褥瘡エコー

疑似血管を使用し末梢血管エコー下の静脈穿刺を実践中

看護師の皆さん、ご安心ください。看護師に必要なエコー知識や技術は、驚く程に単純化されており機器の操作方法なども簡便化されています。何より非侵襲的な検査方法ですので、今患者様はどのような状態なのか、即時的に確認する事ができます。

大手の医療機器メーカーでは大きくてハイスペックなものから、ポータブルなど簡易的な製品をもっていますが、最近では中国において安くても質の良い製品がどんどん開発されています。（ヨーロッパでは半数近くの機器が中国産だそうですので驚きです）

膀胱エコーを使用し、膀胱内容量を計測しています

ナースプラクティショナーは活動範囲も増え、看護師としてできる役割も増えていく事は間違いありません。超音波機器は日々開発され、使いやすい機器になっています。医療安全や質の確保につなげていく重要なツールになるのではないでしょうか。そして、看護師がそれを使いこなせるようになるのはそう遠くはないはずです。（聴診器を使いこなすように！）