通常、血糖測定では少量の血液を用いて測ることが一般的ですが、非侵襲的に計測できる機器が開発されているのをご存知でしょうか？インスリン投与が必要な場合など、3回／日の血糖測定が必要な方も多くいます。現在日本においてPMDAにて承認されている非侵襲的な機器（血糖測定器）はありませんが、近い将来、指に挟むだけで簡単に測定できる日が近いかもしれません。

この機器は、メタボリックヒートコンフォーメーションMHC(Metabolic Heat Conformation)理論に基づく光学的測定を行うことができるデバイスです。グルコースレベルは、熱放射量・血液量・局所組織の速度および血中酸素飽和度から計算されます。データの取得プロセスや測定誤差も分析されていますので、信頼性は高いと言えるでしょう。

iBHFでわかること：

• 食後の体内での糖分量の変化（iBHFインデックス）
•  体内の推定糖分量（推定K値）
•  推定ヘモグロビン量（推定H値）
•  血流速度
•  心拍数・皮膚表面温度および湿度

近年でのヘルスケアにおいて糖質が注目されていますが、糖質といっても遺伝子レベルで吸収には個人差があります。iBHFを用いて食事管理を行うことで簡単に血糖管理ができるため、体重管理が必要なスポーツなどには有用ではないでしょうか？